藤原啓の特徴と作品の価格帯について

藤原啓の特徴とはどんなものがありますか?

藤原啓という人物をご存知でしょうか?
藤原啓は備前焼の作家で、備前焼を通して人間国宝に認定された人物です。
その作品の備前焼を志す作家は他にも存在していたのに、40歳のころから陶芸家になったというやや遅咲きの藤原啓だけが人間国宝に認定された、そんな経緯を持っています。

備前焼の作風としては、どちらかといえば力強くて素朴、実直な感じがします。
それをテーマに作成しているところもあり、広くイメージすると、田舎娘の粗削りながらもたくましくてチャーミングな雰囲気を感じさせるものがあります。

藤原啓はその息子、長男も備前焼を志していて、同じく人間国宝に認定されています。
備前焼の作家がほかにもいるのに、藤原家だけで2名もの人間国宝を輩出しています。

この備前焼は、使用される土から違いがあり、田土を独自の方法で加工し、数年かけて作り上げてから粘土として使用する、そんな手間暇もかかっています。
そのため焼き上げるときには薬を使わないで焼くため、独特な風合いが生まれると言われています。

陶芸は薬をかけて焼くことも、独特の色合いになって良いのですが、あえてそれをしないこともまた大きな魅力へとつながっていきます。

藤原啓の作品の価格帯とは?

藤原啓の作品はさまざまなものがあり、作品の大まかな相場としては2万円前後くらいと言われています。
これはさまざまな作品を総合的に見て、インターネットオークションやネットショップなどの販売価格なども含めた相場ですから、実店舗とは金額がことなることもありますが、参考程度にはなると言えます。

また、作品の中でも茶碗などは30万円近くしたり、湯呑でも10万円近くするなど、高値で取引されるものも数多くあります。
まさに作品によってばらつきがある、そういえる状態があり、それでもなお、多くのファンが作品を買い求めてやまないので、非常に高い人気があると言えます。

藤原啓の作品を高価買取しているアンティークショップてんま屋

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